このモノクロのジャケットはすばらしい。この後もこのジャケットを真似たものが存在する。
オリジナル曲も充実してきたが、まだまだカバー曲の比重が高い。この作品を境にカバー曲の比重が下がりオリジナル曲中心の選曲となっていく。
ジョンのコードワークがさえる"All My Loving" ジョンのベストプレーの一つ。
"Don't Bother Me" は、ジョージ初の自作曲。リンゴの叩くボンゴもいい味を出している。
"Till There Was You" はポールのラテン音楽的なノリとメロディーが印象的。
"Please Mister Postman"はリードボーカルとコーラスのかけ声がとっても良い。
"Hold Me Tight"とってもノリのいい曲。"You Really Got A Hold On Me"はジョンとジョージが2人でボーカルを取った唯一の曲。"I Wanna Be Your Man"は、ローリング・ストーンズに提供した曲。ストーンズの前で短時間で書き上げて相手を驚かせた。リンゴのレパートリーとなった。"Not A Second Time"はジョンのボーカルがダブルトラックで録音されている。ボリュームを上げなくてもボーカルを引き立たせる手段はないか、ということで考案された。これは、2度ボーカルトラックを録音し重ね合わせてミックスすることでボーカルを目立たせる技術である。ジョンのシャウトがさえる。"Money"はジョンのシャウトがカッコ良い。